北極点近くにある平和基地。 そこに駐留する第六次極点気象観測隊が、悪天候のため基地から動けなくなってしまうんですけど。 その基地が「我、BB号作戦を敢行す」との謎の電文を発するところから話は始まります。
このときの平和基地の様子といえば
‥何だろうな。
「発情したオスの苦しみ」が充満して、すごくモヤモヤした感じ(^_^;
この状況を打開するため、観測隊では「BB号作戦」を敢行することにした、と。
この「BB号」とは何か? ‥要するに、隊員用ラブドール「ベベちゃん」を
切り札として実戦投入することでした。
このベベちゃん、すげえ。声出すし、動く。すげーすげー。
隊員たちは皆、すっかりベベちゃんの虜となったようです。
さて。BB号作戦を指揮した医師・大森は隊員の健康管理が役割。 「BB号作戦」によって危機を乗り切り、その後無事に 東京に戻った大森ですけど。医師業を続けながら、隊員用の 次期ベベちゃんの用意という極秘国家プロジェクトも遂行している訳です。 こんな具合:
「もっと水に強くて、頑丈なものにする必要がある。 仕込みのテープは三種類は欲しいな。処女タイプ、悪女タイプ、 若妻タイプといった具合にね。」「処女は腰を使うのかね」 「処女用の切り替えスイッチを作って、腰の変速モーターに連動させるんだ。 ‥そう、ギアの原理だ」
それに対し、職人は大森を諭します。ダッチワイフは「理想の女」だと。 しかし大森は言い放ちます。ダッチワイフは共同便所であり、自分は便所掃除係だと。 この大森の愛のないセリフにムカつく職人。大森に(大森は)「抱くんじゃねえぞ。 抱いたら承知しねえぞこの野郎」と指切りしてます。
30分経過。ここで「BB号作戦」の経験者、小笠原隊員が登場。 ベベの後遺症‥完全にベベに恋しちゃったことを大森に語ります。 この小笠原隊員のシーン、とくに恋人とのベッドシーン後の 4分近く続く一人芝居(?)は見ごたえがありますね。 なんだろう、この一見ムダなように見えるけど心に響く熱演は‥。 ベベへの愛を熱く語る小笠原を冷ややかに見下す大森医師は、 小笠原を「重大な精神疾患」と診察するのでした。
しかし。ここで大森が持つ重大な秘密が、我々に示されます。 北極で火葬されたはずのベベは実は火葬されておらず、大森の部屋に囲われていたのでした! しかも大森のベベへの愛が深すぎるからか、 大森は完全なるDV夫状態と化してしまってます!! ベベと小笠原との関係に熱烈に嫉妬して、ベベに暴力をふるう大森。 ‥なんだそのムダな熱演は!(笑)。
一方の次期ダッチワイフ製造計画。大森の過去の彼女の妹、 「あら。情熱って、探すものかしら。まるで落としたオサイフみたい」 なんてセリフを吐く女(まあ、わざとそういうセリフを言って大森を挑発してた みたいですけど)、秋元マリコがモデルとなることに。 これ、興味ないフリを装いながら、どうしても「理想の女」を完成させたい 大森の思惑が滲み出すぎてますね。 一方の職人たち。自分たちを見下す態度をとり続ける大森にかなりムカついてて、 大森に一矢報いる仕掛けを用意してるみたいですよ。危険な予感‥。
そんなこんなで、ついに新ベベが完成! とりあえず、大森宅に搬送されます。 すでに指切りのことなんか忘れてる大森。さっそくアレをアレする訳ですが‥‥ うわー。それで終わるか‥
[Table of Contents](^o^)